高い海苔は何が違うの?|業務用の海苔なら当店をご利用ください。

伊勢屋海苔店
海苔の卸売り・小売り
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faq

Q

高い海苔は何が違うの?

質問 今までは若くてお金もなく、食に対するこだわりもまったくありませんでした。
急にお金持ちになったわけではありませんが、社会人になって10年が経ち、30歳を過ぎてそれなりの収入も得られるようになると、友人たちとの付き合いでも昔は入ることができなかった回らないお寿司屋さんなどにも行くようになり、海苔の美味しさにも気づかされました。
さらに、先日お中元で海苔のセットを頂いて、それを食べてみるといつものスーパーで購入するものとまったく異なる食感と味に驚愕しました。
ということで、海苔が大好きになり興味がどんどん高まっているのですが、高い海苔は安い海苔と比べて何が違うのでしょうか?グレードや旬や産地などを含めて、海苔についていろいろ知りたいので、それらも含めてご回答よろしくお願いいたします。

yajirusi

A

高い海苔は柔らかさや香りが違います

見た目から紹介すると、市場で高級品として取引されている海苔は色が黒々していて表面はつるつるしています。もちろん美味しくて、柔らかくて口どけもよく、パリパリとした歯切れの良さや香りの良さも高級海苔の大きな特徴です。
海苔には多くのグレードがありますが、分かりやすく高級、中級、下級の三段階で説明すると、中級の海苔は口どけも歯切れもそこそこで、色合いも黒と青の中間ぐらいになっています。スーパーで販売されているのがこれに当たります。
下級グレードの海苔になると、色が青くて風味がなく、断面がギザギザしていて嚙み切りにくく、高級品と比べると大きな違いがあります。
海苔の産地として有名なのは、有明海沿岸、福岡、瀬戸内、宮城などで、近年では有明の漁が少なくなっていて価格も高く設定されています。
福岡などで大量に獲れる海苔は、各社コンビニで買い占めていることから、スーパーで見かけることは少ないです。これを知ればコンビニおにぎりの海苔が美味しいことに納得できると思います。
海苔の旬については、海苔は年末から新年にかけて収穫のピークを迎えます。寒い時期に海苔を収穫する理由は、温かいと育ちが良過ぎるからです。そうなると焼き海苔には向かないことになります。
一番に収穫した海苔は「一番刈り」と呼ばれ、焼き海苔にするとパリパリして口どけのよいものになります。ただし、一番刈りは柔らか過ぎることから寿司には不向きで、贈答用として使われています。
一度刈り取ってその後に伸びてきたものは「二番刈り」と呼ばれ、一番刈りよりは固くなるため、寿司に使用できます。三番刈りや四番刈りもあって、それらはスーパーでよく販売されているものです。

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