海苔を美味しく感じるのはなぜ?|業務用の海苔なら当店をご利用ください。

伊勢屋海苔店
海苔の卸売り・小売り
仕入れなら業務用食材の卸売市場Mマート

faq

Q

海苔を美味しく感じるのはなぜ?

質問 私はかなりの海苔好きで、毎朝欠かさず食べています。今は結婚して家庭を持っていますが、実家にいたときから朝食には海苔が必ず置かれていて、子どものときから海苔に醤油をつけて温かいご飯の上にのせて食べるのが大好きでした。
結婚して主人が朝にパンを食べるので私もパン食にしていた時期もありましたが、やはり白いご飯と糊のベストマッチングに勝るものはないということで、今は主人もその美味しさに魅了され、我が家の朝食は毎日海苔ありの和食となりました。
私だけではなく、周りにも海苔好きの人は多いですが、どうして海苔はこんなに安くて手軽な食材なのに美味しいのでしょうか?
もう何年も食べ続けているのに、今更ですが海苔のことについてよく考えたことがありませんでした。そもそも海苔はどのような食べ物で、美味しさの秘密はどこからきているのでしょうか?

yajirusi

A

うま味成分でできていることが美味しさの秘密です

海苔は海藻の一種で、紅藻類ウシケノリ科アマノリ属に属しています。アマノリ属は大体30種類あって、その中で食用になるのはスサビノリ、アサクサノリ、ウップルイノリ、カイガラアマノリなどです。この中で日本の養殖海苔のほとんどはスサビノリとなっています。
海藻類は光と乾燥を好まないため、日光があまり届かない場所に生育しているのですが、海苔は海面すれすれの場所で生育していて、その他の海藻類とは異なる特性を持っています。日光を浴びながら成長することから、豊富なタンパク質や色素、ビタミン、ミネラルが含まれていて、海苔は地球上で初めての植物とも言われているのです。
日本人の中には海苔を嫌う人があまりいないと思いますが、それは日本人の味覚とマッチしているからだとされています。
海苔には和食の基本であるうま味成分が含まれています。和食は「だし」が命ですが、だしの美味しさの秘密がうま味成分です。
海苔はうま味成分も宝庫であり、主にしいたけに含まれるうま味成分の「グアニル酸」、昆布に含まれる「グルタミン酸」、かつおぶしに含まれる「イノシン酸」が含まれています。
この3つは3大うま味成分と言われていて、これが全て含まれている海苔を美味しいと感じるのは当然のことだと思います。この3つを含む天然食品は、海苔以外にないとされています。
うま味成分は、一つよりも他の成分を加えた方が美味しくなると言われていて、1+1が2ではなく、3になったり4になったりそれ以上になったりします。これをうま味の相乗効果と言います。

PageTop