伊勢屋海苔店
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全形海苔 -海苔のサイズ-

海苔のサイズ
全形海苔は家庭用も業務用も縦21cm×横19cmが規格サイズとなっています。
現在はこの規格ですが、以前は違う大きさの規格で販売されていました。

古くは江戸時代、浅草紙を参考に野口六郎左衛門が海苔を薄い紙状にして作ったといわれています。
この時のサイズは、約24cm×22cmと今の全形海苔よりも3cm程大きく作られていました。
全形海苔よりも大きいものとして御膳海苔(約36cm×30cm)もありました。
江戸の頃に、海苔の生産量が増えたのをきっかけに、海苔を詰める箱である「海苔平箱」のサイズに合わせて、海苔を20帖×8列で並べるときちんと納められるサイズに変化していきました。
この全形海苔の形を大森小判といい、現在の全形海苔の大きさとほとんど変わらないくらいまでになりました。

このサイズで普及したのは、流通がしやすかったからだと考えられています。
大正時代になると、関東で大森小判が使用されていましたが、地方に行くと様々な大きさで作られていましたが、海苔の大きさは大森小判で規格が統一されていきます。
今の全形海苔のサイズである21cm×19cmに全国的に統一されたのは、全自動乾海苔製造機が普及した2次世界大戦以降とされています。

全形海苔以外の海苔のサイズは?


全形海苔が大きさの基準になっていますが、現在様々な大きさの海苔が販売されています。
半切(2切)は全形を半分に切った大きさをいい、長細い形をしていて、よく手巻き寿司として使われています。
3切は全形を縦に3分割した大きさ、もしくは縦に長細いものと横に大きいもので3分割したものがあり、おにぎりを巻くのに便利です。
4切は全形を4分割にしたもので全形の4分の1のサイズのものと縦型のもの、どちらも4切といわれています。
6切は全形の6分の1、8切は8分の1、12切は12分の1の大きさをいいます。
8切は最も見慣れたサイズのもので大判と呼ばれており、味付け海苔のほとんどは8切サイズで販売されています。
全形
半形
3切
4切
6切
8切
十字4切
十字6切
十字8切

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