1.グルタミン酸
グルタミン酸は主に昆布などの植物性食品に含まれている旨味成分です。
乾物の昆布を見ると表面に白い粉状のものが出ているのですが、これは汚れではなくグルタミン酸が結晶化したものとなります。
旨味は豊かでありながら、素材の良さを邪魔することはありません。
2.イノシン酸
イノシン酸は主にカツオ節などの動物性食品に含まれている旨味成分です。
近年話題となっている熟成肉も、熟成でイノシン酸が増加することによって普通の肉よりも旨味が増していきます。
グルタミン酸に比べると香りが非常に豊かであると言われています。
3.グアニル酸
グアニル酸は主に干ししいたけなどに含まれている旨味成分で、独特な香りや風味が特徴の一つです。
生のきのこ類にはあまり含まれず、日干しなど乾燥させることによって旨味成分が引き出されます。
このように、様々な食材に含まれている旨味が3つも含まれているのが海苔です。